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ローカルなアメリカ

No.358
☆「アメリカン・アイドル」は、結局、Jessica Sanchez を優勝させなかった。
これも、シナリオ通りのことであった。
先週の回から、主催者サイドのJessicaの勢いを削ぐ意図が明らかで、
違和感を覚えたが、2週続けるとなると、
ここまでやるかと呆れてしまう。

まず、プロデューサーの選曲がおかしかったし、
それにジャッジが追い討ちをかけて評価を下げる。
そして、メディアがそれを拡散する。
もともとトップ7で一度脱落させ救ってやった者を
優勝させるわけにはいかないというわけだ。
というか、だから、何とでもできるわけだ。

準決勝で、アフリカ系を落とし、
決勝でアジア系(フィリピン-メキシコ)を落とし、
コーカソイドの男が最後に残るというシナリオ。
こんなことを5年も続けている。
コーカソイドの男が権力を握っているかぎり、
アメリカは変わらないし変われない。

当のJessica もそれには無意識に気づいていたようで、
「彼が勝つことは知っていた」と肯定的な言い方でインタビューに答えていた。

それでも、さすがにオバマは、
すぐJessica をホワイトハウスに呼びよせて、
アメリカ国家を歌わせたという。
もちろん大統領選での若者票を狙っての宣伝である。

かつてのアメリカが、ネイティブのアメリカンに対して、
また奴隷として連れてきたアフリカ系に対して
恐れねじ伏せたように、
今もアメリカのコーカソイドは、
アジア系を理解できず、
その勢いに恐れをなしている。
今ではアフリカ系もそれに加担して、
アジア系を利用しようとしている。

先週見たカナダの映画の原題は
「Les Invasions barbares:野蛮な侵略者たち(?)」であった。
カナダは自分たちコーカソイドが世界史上最悪の侵略者だ
ということを自覚している。
そのカナダでは、75%もの学費値上げに反対して
学生や教授たちがストを起こしているという。

それに比べても、アメリカのコーカソイドは保守反動的でローカルだと思う。

☆今週気になったニュースは、
あの社員を自殺させたワタミが、
いまだに従業員の残業時間に関して
労基署から是正勧告を受け続けていたというものだ。
従業員は家族同然だと言いながら、
従業員の幸福ではなく、
会社の利益だけを追求する組織だということである。

木曜に会った、韓国の出版社の幹部が話していたのだが、
韓国も今はひどい不景気なのだが、それから見ると、
日本が倒れないのが不思議でならないと、
よっぽど貯め込んでいるのだろうと、言うのだった。

要するに、大震災に加え、
原発爆発による放射能災害が続いているにもかかわらず、
円高が維持されているのは、
国家の富を独占している奴らがいるからであり、
そいつらが国民の幸福ではなく、
自分たちの利益のみを追求しているからだということである。

国家は国民のためにあり、会社は社員のためにある。
こんな当たり前のことさえ、
日本はいまだに達成できないでいる。
日本を支配しているアメリカがそれを許さないからである。
日本=アメリカはどんどんローカルになって行く。
20120527

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by sola-tuusin | 2012-05-27 13:14 | Trackback | Comments(0)

フランスの変容 アメリカの衰退

No.357
☆ネットによると、フランスの新大統領オランドは政権公約60のうち、既に、
新閣僚34人の半分を女性にし、
全閣僚の報酬を30%削減する
という政策を実現したという。(「杉並からの情報発信です」)

他の公約も社会党らしい、いわゆる民主主義を進めた形のものが見受けられて、
G8にロシアのプーチンが参加せず、
アメリカを中心とした先進国の存在感が薄れている現在にあって、
まだまだフランスは世界をリードできると思わせるものだった。

例えば、「アフガニスタンからの撤退」、「脱原発依存」は当然だが、
「大企業の法人税増税、中小・零細企業減税」や「銀行への課税」など
アメリカ型資本主義を否定している点、
「住宅建設を促進させ、5年間で一般大衆や学生向けの住宅を
250万戸建設するために国有地を地方自治体に無償で譲渡する」、
「脱中央集権を進める」といった政策などだ。

また、「5年以上合法的に居住している外国人に地方選挙権を与え」、
「同性愛者の婚姻、養子縁組を認め」、
「尊厳死を認める」とも言う。

特に、尊厳死に関しては、昨日たまたま
「Les Invasions barbares 邦題:みなさん、さようなら」という
2003年のカナダ・フランス映画を見たので、
さすがだなと思う。

末期ガンの大学教授で好色な社会主義者が
家族や友人、愛人に見守られながら安楽死していくというものだ。

但し、そんな幸せな最期を可能にしたのは、
全て、ロンドンの証券銀行で稼ぐ息子の「金」であったし、
ここでも、医者に見放された末期ガンは「治らないもの」として扱われ、
ただ一人、主人公に対して「奇跡の治療」という本を勧める
友人の若い妻は「頭がスカスカ」のバカ女として扱われてしまう。

10年前の映画とはいえ、
今のフランス・カナダのガンに対する考え方が進んでいるとは思えない。
オランドも
「病院が民営化され私立病院になっていく傾向を終わらせる」といい、
「病院は公共サービスであり企業活動ではない」と言っていて、
ある程度、製薬会社による抗癌剤ビジネスは抑えられるかもしれないが、
その先に「尊厳死」が来るのでは、
どうかと思う。
「公共サービス」でガンを治すことなど、とても望めないからである。

☆アメリカン・アイドルの決勝は、
Jessica Sanchez とコーカソイドの男に決まり、
アフリカ系の男は脱落してしまった。

これもまた、ツィッターのフォロワーの数を考えれば当然のことであった。
Jessica が今39万人近く、コーカソイドが30万人余り、に対し、
アフリカ系はその3分の1に過ぎなかったからだ。
アメリカの商売はシビアだ。
約9000万の電話投票があったと言うが、そんなのはウソに決まっている。

「9.11」の翌年からまるで「国策番組」のように始まったこの番組で、
11年目にしてようやくアジア系の少女が決勝に進む。
さすがに10年目の節目となった昨年は、
「カントリー系の少年」を優勝にしたのだった。
今年もまた、5年連続でコーカソイドの男を優勝させるなら、
それはそれこそ、アメリカの衰退を如実に示すことになる。
そして、Jessicaの優勝は、
アメリカが大きく変わろうとしていることを示すことになるだろう。
20120520

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by sola-tuusin | 2012-05-20 17:43 | Trackback | Comments(0)

日本の衰退=アジアの勢い

No.356
☆小沢一郎の裁判は、公訴棄却されるべきであった。
また、一審で無罪判決が出た時点で、確定とされるべきであり、
検察役でしかない指定弁護士に控訴権があるのかどうかの法的根拠も怪しい。
にもかかわらず、
守旧権力は当然のように控訴手続きを開始した。
シナリオどおり、
連休中の捏造捜査報告書ファイルの流出は、
指定弁護士による控訴で、ピタリと収まったということである。
最高裁長官竹崎博充の意のままに、
小沢と検察の共倒れが仕組まれたのである。

が、これで国民が騙せると思ったら大間違いである。
国民の代表である小沢一郎を弾圧しているのが、
最高裁長官竹崎博充であり、
消費税を上げようとしている財務省事務次官勝栄二郎であり、
原発を再稼働させようとしている経産省事務次官安達健祐であり、
辺野古の海を基地にしようとしている防衛省事務次官金沢博範であり、
アメリカに隷属する外務省事務次官佐々江 賢一郎である。
国民の意志など全く意に解せず
無責任に権力をふるい続けるこいつらこそが、
今国民の前に立ちはだかっているのである。
これに、民主党のハエ男たち、
陰でこそこそ指定弁護士を金で従わせた仙谷由人。

こいつらの個人の恣意で
国の税金の使い方が決定されようとしており、
それが見え見えであることが
情況を「悪く」しているのである。
瀬戸内寂聴に
「90年生きてきて 今ほど悪い 日本はなかった」と
言わせるほどに、である。

☆今年の「アメリカン・アイドル」は、結局、
見るからに東南アジア系(父親がスパニッシュ?)の16歳の女の子Jessica Sanchez 、
そして、アフリカ系とコーカソイドの男2人が
トップ3に残った。
みんな黒髪である。
この構成は、ジェニファー・ロペスがスパニッシュなので、
ジャッジ3人と同じであり、
まさに現在のアメリカを象徴している。

Jessica は、一度、トップ7で脱落しそうになったのをジャッジが救ったという、
何ともアメリカ好みのシナリオで、
おそらくアフリカ系の男と決勝に進み、
決勝では敗れるだろう。
これもまた、シナリオどおりである。
なぜなら、オバマが大統領であり、Foxのテレビ番組だからである。
Jessicaが優勝するとしたら、
それはそれで
現在のアジアの勢いが
そこに読めることになるだろう。
20120513

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by sola-tuusin | 2012-05-13 17:24 | Trackback | Comments(0)

地域が国家を超える時代

No.355
☆この連休中に、小沢一郎の裁判に関して、
検察が捏造した捜査報告書のファイルがネットに流れ、
そのことをマスコミも報道したという。

「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」代表、八木啓代のところにも
5月2日付でロシア語のメールが届き
ロシアのファイル共有サイトからダウンロードするように案内されていたという。

その中身を読んだわけではないが
本物と見て間違いないだろう。

では、こんなことをして誰がいったい得をするのかと考えれば、
情報源は当の検察内部か、
あるいは、「一市民T」の言うように
最高裁と考えるのが理にかなっているだろう。
最高裁長官竹崎博充は検察を粛清して、
守旧権力体制の生き残りを図ったというわけである。

もちろん、検察役の指定弁護士、あるいは被告人小沢の弁護士関係から
流されたということも考えられるし、
実際にマスコミはそれらを入手していたと言われているが、
マスコミが墓穴を掘るようなことはしないだろうし、
無罪を勝ち取った被告人サイドが流す義はない。

この流出には、もっと大きな意図が感じられる。
そして、そこから見えて来ることは、
日本の権力は、ネットの言説を恐れているということである。
そこには、彼ら自身が情報操作しているという自意識が映し出されているし、
マスコミを統制し言及されることを避けてきた者たちの
ひ弱な無責任体質が表れているのである。

いずれにしろ、インターネットの言説により、
日本の共同幻想は大きく変容してきている。
この今世紀の敗戦状況を通じて、
「国民の生活が第一」という国民主権の言説が、
これまでの中央集権の言説を
ただの恣意的な独言へと無力化しつつあるのである。

☆小沢一郎も言っているように、
中央集権の解体と同時に、地域主権がクローズアップされてくる。

吉本隆明も、『家族のゆくえ』(光文社)の中で次のように言っていた。

「種族で画一的なことをいうのは危ない気がする。人間の場合も―本来は個人ないしは
夫婦だけでいたいとおもっていたのに、社会的必要から集団ができ国家ができたと考え
られているが、じつはそうではないのかもしれない。この地域の自然条件はこうで別の
地域はこうこうでと、個別的に追求していかないと間違ってしまうのではないか。」

「地域の文化・風習は言葉と同じくらい種族を超えてちがう…」
「このあたりの問題は徹底的に追究して、確言できるまで実証する必要があるとおもえる。」

「同じ種族でも地域がちがうと、その文化形態が異なってしまう。社会の組み方がまるで
ちがってしまう。そうである以上、いままでいわれてきたことより、もう少し先まで突っ込ん
でみたほうがいい。言葉の問題も家族の問題もそうする必要があるとおもえる。」

国家を媒介としてグローバル組織にまで展開した組織人間は、
画一性と効率を追求し、自然から乖離する一方であり、
人体の免疫システムに異常を来すまでに至っている。

その一方で、
国家の枠を超えて世界との交通を体験した自己は、
地域の文化を見出し、
自己を開き始めているのである。
20120508

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by sola-tuusin | 2012-05-08 16:59 | Trackback | Comments(0)

権力を名指しで批判できない日本語

No.354
☆小沢一郎の裁判は、無罪判決が下された。
判決そのものに触れていないため、
不当なものかどうか判断のしようはないが、
本来、起訴されるべき事案でなかったことは明らかであり、
検察の調書捏造が発覚した時点で控訴棄却されるべきであった。
それをわざわざ無罪判決としたのは、
あくまでも控訴棄却を要求した小沢に主導権を与えないための、
最高裁長官竹崎博充を始めとした守旧権力の
ぎりぎりの判断であったということになる。
これを有罪で押し切ったときの、
守旧権力側の不利益が大きくなると判断したということだ。
要するに、守旧権力側はこの件を
検察の暴走として収めようとしているということである。

ということは即ち、
これをもって守旧権力側の敗北宣言であると言っていい。
もちろんヤツらは、とっくの昔にこの国を敗戦状況に追いやっていながら
無責任にいつまでも権力にしがみついているだけで、
今後も「敗北」とはけっして認識できない哀れな存在にすぎない。

だが、もはや国民にうそをつけば何とか切り抜けられるという状況ではなく、
アメリカ頼みの権力体制もボロボロだということである。

政治状況的には、これでやっと
2010年9月の民主党代表選の前に戻ったことになる。
今後は民主党内最大派閥である小沢陣営が巻き返しを図り、
国民の意志として小沢首相を実現できるかが、
一つの情況となるだろう。

☆今回の裁判で、たとえば暴走した検察の個々の名前を
わたしたちはネットで知ることができ、
判決を下した裁判長の名前も記憶しているが、
そのトップである最高裁長官竹崎博充の名前は出て来なかった。
また、原発再稼働に関しては、経産省の事務次官安達健祐の名前を
わたしたちは聞いたことがない。
さすがに消費税増税では、財務省事務次官の勝栄二郎の名は
悪玉として知れ渡っているが、
その権力を握っている者たちの責任を追及すべき矛先が
なぜか行政官僚のトップに向かわないように操作されているのである。
ここにも1300年続いた天皇制の呪縛が残っている。

小沢一郎が、公約どおり、
こんな責任を取れない官僚どもから、
早く権限を取り上げることを期待したい。

☆最近、日本語にまともな二人称のないことが気になっている。
日本語にはヨーロッパ語のような絶対主語としての一人称もなければ、
それに対応した対等の関係としての二人称も存在しない。

わたしはもう結婚して25年になるが、
カミさんを何と呼ぶかずっと苦労していて、
結局名前でも呼べず、といってまともな二人称で呼ぶこともせず、
最近は「ユー」と呼ぶことさえある。
なんてこった、と思う。
目の前のカミさんを呼ぶ適当な日本語がなくて、
「ねえ」とか「おい」とか「おんどりゃ」とか呼んで、
怒られる。
なんてこった、だ。
20120429

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by sola-tuusin | 2012-04-30 00:58 | Trackback | Comments(0)

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